トビムシの麦畑における被害を追ってみました。
トビムシは播種した種子を食害し、発芽率を低下させます。
元々は前作の稲の出穂期前頃から枯れた下葉を食べて急速に増殖し、収穫後も田んぼのわらを食べながら越冬します。
トビムシ 撮影2014/10/06 稲の収穫前に稲茎から虫見板に払い落した状態。大きさは1~2mm。
2020/03/12 圃場中央部の畝に沿って3か所の薄い発芽不良の箇所が目につきます。
2020/02/10 麦除草機作業後撮影。トビムシは雑草種子等も含めて食べていると考えられるので、除草に貢献してはいます。中央部の畝の部分が緑色が少ない感じです。
2019/12/28 播種(種蒔き)2019/11/2から約1か月経過。
2019/11/01 稲収穫後に浅く稲わらの鋤込み耕耘作業の途中で、トラクターで中央部を4列が済んでいるところです。周辺部は切り株が見えます。私はわらを焼却をしないので、なおさらトビムシの生息数は多いと思います。
2019/10/05 稲収穫前(コンバイン作業2019/10/09)
トビムシはこの稲わらを食餌していたはずです。
※ 農作物の被害はありますが、地球の掃除・有機物の循環はトビムシの様な昆虫やその他微生物によって動いていると思います。