田舎のかえる

福岡県大木町の農家

雑草

農産物、農産加工物の販売   真辺農園
 〒830-0422 福岡県三潴郡大木町高橋248
 http://manabenouen.com/

豊かな畦畔の雑草を作る

畦畔の雑草は土壌侵食を抑え、また圃場に侵入しにくい、農業に有用な雑草もあります。
以下、今回シロツメクサ(クローバー)、ヨモギ、チドメグサ等を掲載します。
これらの畦畔雑草は筑後地域の米・麦・大豆等の土地利用型の営農の中で馴染んでいけるのではないかと思います。
2020/05/31修正 ギシギシは繁殖力が強すぎるので撤回します。

(撮影2018/10/04)  シロツメクサ(クローバー)  有機物生産力が高く、ほ場侵入は耕耘で対応出来ます。
PA040001


(撮影2018/10/16) ヨモギ   増やしたい草花ですが、なかなか増えない。 
PA160043

(撮影2018/10/06) チドメグサ  水田の中には入っていかないと思います。
PA060015

(撮影2018/10/04)  ハマスゲ 育てたい畦畔雑草。
PA040003

PA040004

望ましい畦畔雑草とは
①圃場に侵入しにくい。
②病害虫の温床にならない。
③土壌侵食を食い止める力がある。
④有機物としての供給力がある。
⑤害虫の天敵を育む。

※畦畔雑草が豊かになると、ミミズ等の小動物・昆虫等が棲息する様になりますので、それらを捕食するモグラ対策が必要になります。
これらの雑草は水田を田畑輪かんを基本として、除草剤を使わずに機械除草や耕耘などの本田作業によって上手に付き合えるのではないかと考え、除草せずに残していきたいと考えます。


2020/05/31修正 ギシギシは繁殖力が強すぎるので撤回。圃場内では春秋の耕耘で繁殖を抑えられますが、周辺部畦畔への拡散が心配です。

2018年の記事(撮影2018/10/06) ギシギシ   強い根が出来ますが、圃場内では春秋の耕耘で繁殖を抑えられると思います。
PA060014


水田の雑草

私の水田の雑草を掲載します。除草剤を散布しないと、いろいろな雑草が繁殖してビックリします。これらの雑草を抑制するには畦畔管理が大変ですが、深水が重要だと思います。

除草剤を散布しないと、いろいろな雑草が生える圃場と、ある雑草だけ繁茂する圃場があるのではないかと思います。単一の雑草だけの水田はその雑草がなくなったら除草剤散布をしなくても数年は大丈夫ではないかと思います。また除草が困難で、増えて手に負えなくなったら、体がもてないので散布せざるを得ないのではないかと思います。

ホソバヒメミソハギ 繁殖力が旺盛で、種子を結実させるとすぐ圃場全体に広がります。
          9月上旬には、水稲の草丈と同じ程度と相当ノッポになります。
P8190038
花 紅紫色で、花弁は4枚
P9160031

タマガヤツリ 2番目に多い雑草。根は浅く、取りやすい。増えてきたら手に負えない。
P8260004

コナギ 取るとき、ちぎれ易い。
P8260005

アゼナ あまりノッポにならないので実害は少ないのではと思っています。
P8260011
(追加2018/09/16)葉の裏面
P9160037


アオウキクサ 1㎝程度の1本の糸状根を出す。水稲に害はなし。 
P8290005

プロフィール

かえる

最新コメント
記事検索
タグクラウド
QRコード
QRコード