田舎のかえる

福岡県大木町の農家

麦栽培

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2021年産小麦の収穫が始まる

5月22日、シロガネコムギ(中力粉用)の収穫が始まりました。
昨年より5日ほど早まっています。5月に入って雨模様が続き、水稲の種まきと重なって、農作業が多忙になっています。

2021/05/22撮影 西から東(久留米市高良山方面)を望む
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2021/04/27撮影
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2021/03/01撮影
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2021/01/30撮影
早播き・遅播きの違いと、水稲・大豆の後作の違いで生育の違いがあるのではないかと思います。
大豆の後作は分けつが良いです。
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2020/12/04撮影 麦の種まき直後です。
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小麦の製粉作業

本日2021/01/29、久しぶりの製粉作業で、製粉機の据え付け準備に手間取りました。
今回の品種はシロガネコムギで中力粉で粘りがあり、うどん、菓子、天ぷら等いろんな調理に利用出来ます。この手の製粉機で製造する小麦粉は完全な全粒粉ではありませんが、市販に較べて味が濃くおいしいのではないかと思います。

機種は(株)丸七製作所の3号製粉機とマルシチ電動式フルイ機MF3Sです。
製粉操作は挽臼の強度をコントロールする粒度調整レバーと製粉量を開閉する差板で行います。

フルイ目は50メッシュで篩いました。今回の製粉では、製粉歩合は40~50%程度になったのではないかと思います。

奥の機械が3号製粉機、手前が電動式フルイ機MF3S
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粒度調整レバー
粒度調整レバーは5.5~6.0の開度で、金属音が始まったらチョット緩める感じで小麦を挽臼に通しました。
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差板
差板は同じ小麦粉を複数回通す時に、同じ開度だと粒度の変化で詰まりそうになるので若干差板を開きながらコントロールしていきました。
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フルイ機はフルイの表面が均平になるのが基本だと思いますが、フルイ機の据え付けレベルは粉受けトレー前面をやや高めにして粉受けトレーに大きなフスマ(表皮)が漏れて混入しないようにしました。
フルイは次第に目詰まりを起こしてくるので、時々ブラシで掃除すると能率アップします。

2021年産小麦の種まき

私の圃場では、11月26日からシロガネコムギの種まきを始め12月3日に終了しました。。
この地域では、うどん・菓子用のシロガネコムギとラーメン用のちくしW2号を作付けしています。

土色の圃場が小麦畑で、早播きは既に発芽し、うす緑色気味です。
この光景は農家の汗の結晶です。撮影:2020/12/04
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もう、地表下では発根、発芽が始まっています。撮影;2020/12/04
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種まき作業は好天に恵まれ、スムーズに終了しました。撮影;2020/11/29
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洪水時、「麦から」残渣取り

2020/07/07 九州北部は前日からの大雨により、小麦収穫後に圃場に残った麦の残渣が南西の強風に流されて圃場の北東の風下に溜まってしまい、排水管が詰まったり、稲を押し倒したりするので、かき揚げ作業を行いました。
麦の残渣は大雨の時は畦畔を超えて、別の田んぼに移動したり、水路に流れたりするので色々と大変です。
(追加 2021/03/01)2020/07/07の雨量は南隣りの柳川市で、361.5mm、その南隣りの大牟田市で446.5mmで、観測開始した1976年以来観測史上1位の値となっており、大牟田市は大きな水害となりました。

かき揚げ作業後
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かき揚げ作業前の残渣の状態(1枚目の写真とは別の圃場です)
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2020年7月の大雨を「令和2年7月豪雨」と命名され、別名熊本県を中心に甚大な被害をもたらしたことから、別名「熊本豪雨」とも呼ばれています。

小麦の種まき&出芽

シロガネコムギの種まきは2019年11月27日から12月1日の4日間を要しました。
種まき開始時は多めの播種だったので、徐々に播種量のツマミを絞った結果、最後は少な目になり種子が余ってしまった。ツマミのある目盛を境にして種麦の出方が大きく変わる感じがします。
播種時のロータリー耕耘は雑草対策のため、水稲後作ではPTO変速レバーは4で行っています。大豆後作は3。
※PTO変速レバーは逆回転Rの1段と正回転4段があって、4にいくほど高速回転し、細土が出来き、細土した方が雑草が発芽し難いと思っています。

12月5日には11月29日に種まきした圃場で土の中で出芽していました。

11月30日撮影
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播種して6日目で、出芽したシロガネコムギ;12月5日撮影
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麦播種前の除草剤散布は行わず、浅い耕耘で雑草を攪拌しています。
播種後の除草も除草剤は散布せず、麦除草機で除草を行う予定。この圃場は
大豆の後作です。
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2019年産表作の栽培の進行

2019/06/20 一週間前に較べ水田化が進んできました。残っているのは大豆畑でしょうか。
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2019/06/13 茶褐色から黒ずんだ水田が取水した水田だと思いますので、今から田植え作業まで忙しくなります。
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麦の葉色による追肥について

空撮による麦の葉色の把握は圃場比較によって分かり易くなると思います。
麦の追肥は、ラー麦ではタンパク質含量を増加させるために必要になっています。
シロガネコムギは一般に追肥はしませんが、空撮写真を見て葉色が薄い場合は検討の余地はないかと考えます。

画像を40%に縮小
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画像を40%に縮小
20190403麦葉色




今期麦の収穫適期の悩ましさ

 今年の小麦(シロガネコムギ)は後れ穂が多いため、水分のバラツキが大きく収穫をためらい、悩ましい状況です。後れ穂はなかなか熟れず、上部の穂だけが熟れ過ぎてしまう状況になっています。
 他の地区のことは分かりませんが、冬場に雨が多かったことや暗渠工事による播種の後れの影響があるかも知れません。

今期は後れ穂が目立つ。特に枕(横の畝)が多い。
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上部の穂は過乾燥。
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下部の穂は計測不能で、ジュクジュクな状態です。
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麦の出穂始期

2018年産小麦(シロガネコムギ)の種播きは大莞地区の暗渠工事のため1か月の大幅な後れとなり、今ようやく出穂が始まりました。
工事した畑の収量は望めません。

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麦の雑草は畑によって植生が異なります。この畑はカズノコグサが多い。
今期は生育初期段階で雨が多く過湿になり、管理不足でカズノコグサが多くなった可能性があります。
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トゲミノキツネボタンが多い畑
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道路脇に雑草が大繁殖する場合がありますが、トラックの荷台に雑草の種子がある場合も考えられるので、掃除は道路上で行わないようにし、もし掃除する場合はごみを回収するようにしたいものです。
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麦の水分

我が家のシロガネコムギの水分は高温の天気が続いて急激に乾燥してしまいました。
早く収穫を始めなければいけません。適正刈り取り水分は25%以下です。

5月31日時点で15%から22%の範囲です。ほ場は違いますが、5月26日に35%あったものがこの水分になったと思うと5日間で1日当たり3%以上乾燥したことになります。
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5月31日に測定したシロガネコムギ
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