本日2021/01/29、久しぶりの製粉作業で、製粉機の据え付け準備に手間取りました。
今回の品種はシロガネコムギで中力粉で粘りがあり、うどん、菓子、天ぷら等いろんな調理に利用出来ます。この手の製粉機で製造する小麦粉は完全な全粒粉ではありませんが、市販に較べて味が濃くおいしいのではないかと思います。

機種は(株)丸七製作所の3号製粉機とマルシチ電動式フルイ機MF3Sです。
製粉操作は挽臼の強度をコントロールする粒度調整レバーと製粉量を開閉する差板で行います。

フルイ目は50メッシュで篩いました。今回の製粉では、製粉歩合は40~50%程度になったのではないかと思います。

奥の機械が3号製粉機、手前が電動式フルイ機MF3S
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粒度調整レバー
粒度調整レバーは5.5~6.0の開度で、金属音が始まったらチョット緩める感じで小麦を挽臼に通しました。
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差板
差板は同じ小麦粉を複数回通す時に、同じ開度だと粒度の変化で詰まりそうになるので若干差板を開きながらコントロールしていきました。
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フルイ機はフルイの表面が均平になるのが基本だと思いますが、フルイ機の据え付けレベルは粉受けトレー前面をやや高めにして粉受けトレーに大きなフスマ(表皮)が漏れて混入しないようにしました。
フルイは次第に目詰まりを起こしてくるので、時々ブラシで掃除すると能率アップします。